一応、現状の報告だけは手紙ではしていたんだけど、やっぱり逢いたい。
ずっと、店を応援していてくれたサトコさん。
正直、何の相談も報告もしないまま店を辞めてしまった時点で、すべての可能性は終ってる。
だけど、一度逢って説明もしておきたいし、心のどこかでは未練もある。
もちろん、店をしていた時も付き合っていたわけではない。
ぼくは、ずっとほのかに想いを寄せていて3年位前に一度伝えたけど、なんとなくにごされたままずっとやってきた。
どこかで、店をちゃんとやって上手く行くようになったら彼女とも上手く行くと考えるとこもあった。
でも、僕はすべてを投げ出してしまった。
衣替えを兼ねて実家に帰った10月、僕は彼女と待ち合わせをした。

