父『姫華ーギュッ そんな格好してたら可愛い顔が台無しだよ?』

姫『可愛くないからいいの!』

父 (流石無自覚。まぁ変な虫がつかないからこのままでもいいかー!)
『行ってらしゃい!』

姫『いってきまーす!』

矢『全くそんな格好してーwwwまぁそのままでも十分可愛いよ!』

姫『アリガトッ!お兄ちゃんもいつもカッコイイよ!ニコッ』

矢『////ボソこれで無自覚だから怖いんだよなwwwでも今のところはこんな格好だから変な虫がつかないみたいだし。』

姫『えっ?なんか言った?』

矢『ううん。行ってらしゃい!』

姫『うん!いってきまーす!』

真『おい。地味子!今日も一段と地味だな。』

姫『悪かったわね。私は元々可愛くないからいいの!』

真『この天然。鈍感。バカ。変な虫が寄ってくるぞ。』

姫『私に虫が寄ってくるの?どういう意味?』

真『バーカ。バーカ。変な男に騙されるなってことだよ。』

姫『大丈夫ですーぅ。私によってくる男なんていないからー。』

真『これだからお前は。まぁ男には気をつけろよ』

姫『うん!心配してくれてアリガトッ!ニコッ』

真『っ……///べっ、別にお前のこと心配したとかそんなんじゃねぇし……っ!』

姫『ん?どうした?顔赤いよ?熱あるんじゃない?』

真『うるせぇー。早く学校行け。』

姫『あっ!そうだ。早くしないと遅刻しちゃう!いってきまーす!』

この時桜蘭家(姫華以外)が珍しく全員一致で思ったこと。
(どうか今日も姫華に変な男がつきませんように。どうか神様、鈍感で天然なあの子をお守りください。)