「はいー?」 


ノックをすると、すぐにゆーちゃんの声だと思われる返事が返ってきた。

 
「神里波瑠でーす。」


「波瑠ちゃんねー♪入っていいわよー♪」


私はゆーちゃんに了承をもらい、部屋に入る。 


「あ、波瑠。」


「波瑠先輩!」

 
「波瑠じゃないか♪」


「波瑠ぅ……助けてー……。」


皆仲良く机で勉強していたのか、全員大きな机に固まっている。
机にはいろいろな教科の参考書やノート、教科書にワークがあって、皆らしい筆箱も置いてある。
……ほんとに勉強会してたのかー……。
ほんとに勉強しているのか半信半疑だった私は、皆が真面目にしていることに、関心した。


「彼方くんと當真先輩は宿題、終わったんですか?」