僕と彼女は部長に別部屋へ連れて行かれた。 「……菊池さんですよね」 整った柔らかそうな唇が僕の名前を告げた。何人もの女の子と遊んできた僕でもドキッとしちゃう。 「これからよろしくねー」 僕がへらっと笑うと、彼女の表情が険しくなった。 ……ん? なんで?