数日経って。



「みんなぁー!今日は何の日だ!!」


「何だっけ。先輩がバカになった日か?」


「ちっげーよ歩!!憲法記念日だぁぁ!!」



GWが、やってきた。


本格的に休みに入り、私達はこの【睡嵐】の倉庫に1日中居座っている。



「諒真が憲法記念日という単語を知っていたことに感動覚えたんだけど」


「圭太っ!?あんまバカにするなよ!!」


「実際バカだろ」


「ぬぉぉ!?何てこと言うんだぁ!!!」



相変わらずの掛け合い。


ぎゃーぎゃー言い合っていると、双方の頭を二人の人影が叩いた。



「「うっさい」」



金髪の女の人と、茶髪ボブの少女。


零羅さんと奈緒だ。