「俺は…お前らとずっとバカやってたい。親父なんかに、大切な仲間を殺されてたまるかよ!!」



パンッと音を立てて蓮央の手を掴んだ諒真さんは、いつものように八重歯を見せて笑った。



「面倒かけるな!わりぃけど、頼むわ!!」


「こんなの面倒のうちにはいらねぇっての」



同じように笑った蓮央は、みんなを見回して声を張り上げた。



「若沢組との勝負は半年後…11月だ!!
今度こそ負けねぇ!なんたって、俺らは……【睡嵐】だからな!!」


「もう、昔の俺らじゃない……それぞれ、守りたいものができたしな」



続けて圭太が言う。


今まで無いほどの熱い雰囲気に呑まれそうになる。



「戦いはまだ始まったばかりだ!お前ら、俺についてこい!!」



蓮央の言葉に、その場の全員が頷いた。