「いや……まだだ、諒真」 蓮央が低い声で言った。 『まだ』……? 「どういうこと?」 「諒真の問題が解決してねぇ」 「え?……でも、諒真さんのお父さんは、諒真さんとは縁を切るって言ったんじゃ……」 「それはあくまで、『奈緒が自ら身を差し出したら』の話だ」 諒真さんの表情がこわばる。 それって、つまり…… 「戦いはまだ終わらない。むしろ、始まったばかりだ」 蓮央は、ハッキリと言った。