ドンッ!!
「うわっ!!?」
「いてっ!!」
ちょうど病室に入ってこようとした人達に、ぶつかってしまったようで。
ぶつけた肩をさすりながら諒真さんがボヤいた。
「いってぇなー…って、京也じゃねーか!」
ドアの前に立っているのは、少し伸びた金髪を揺らしている京也。
その後ろには沙奈と……何故か、北苑がいる。
京也は痛みに顔を顰めながら諒真さんを睨む。
「いてて……急にでてくんなよ、銀髪」
「し、仕方ないだろ!!俺には俺を待ってる愛しのアイツがいるんだ!!」
「??……よく分かんねーけど、急いでんなら行けよ」
「おう!!じゃあさっきー、少し行ってくるわ!」
軽い足取りで病室から出て行く諒真さんを見送り、京也たちは私の方を向いた。
「……よ、咲誇」
「久しぶりー、京也」
「2週間ぶりだな…。元気そうで何よりだ」
「ん、ありがと。ってか、北苑来れたんだ?」
後ろにいる北苑に言うと、彼は不服そうな顔をした。
「…何だよ、来ない方が良かったか?」
「そういう意味じゃなくって。忙しくないのかなって思って」
「忙しいって言えば忙しいけど、お前の見舞いに来れないほどじゃねーよ」
「そっか。わざわざありがとね」
お礼を言って北苑からお花を受け取ると、私はあることに気が付いた。
北苑が、見慣れぬネックレスをしているのだ。
前までは無かったはずだけど…?


