「諒真さんのこと、『諒真』って呼んであげたら?ついでに、好きって言っちゃいなよ」
「え…!?」
「喜ぶと思うよ?」
そう言うと、奈緒はうーんと考え込んだ。
あ、これ、相当惚れてるな。
そこまで自覚はないみたいだけど…。
「じゃーはい、やるやる!」
「え、咲誇さんっ!?」
グイグイと奈緒の背中を押して、蓮央と言い合っている諒真さんの前に立たせた。
「諒真さん」
「ん?何だよさっきー」
「奈緒が、言いたいことがあるって」
「言いたいこと?」
首を傾げて、奈緒の顔を覗き込む諒真さん。
奈緒はますます顔を赤くしている。
「りょ……ま…さん……」
「ん?」


