当たり前だ。
相手は日本でも指折りされるほどの超一流のヤクザ。
学校に行く感覚で潜り込むなんて、出来やしない。
イラついた表所で、蓮央や歩が文句を言い出した。
「馬鹿なのか?んなこと、出来るわけないだろ」
「京也が言ってた提案ってのはこれかよ、くだらねぇ」
まさに、非難轟々。
燃え盛る怒りの炎を鎮めたのは……やはり、あの人だった。
「いや……くだらなくなんかないぞ、歩。むしろ最高の案だ」
圭太の、弾んだ声。
最高の案?
一体どこら辺が!?
ただの自殺行為ですけど!?
と、内心焦っていたら。
「アンタは気付いたようだな。そう、これは『最高の案』なんだよ」
北苑までもが、自慢げに言い出した。
自分で『最高の案』とか言うか、普通……。
もう訳わかんない。


