「ちょ、やめろって!!」
京也が諒真さんの肩を押さえ、動きを止めた。
「離せ!!この男ぶっ殺す!!」
「違うから、この人は敵じゃない!!」
「・・・は?」
京也の言葉に、諒真さんがきょとんとして暴れるのをやめる。
敵じゃない?
じゃあ、誰?
と、そこにいる京也以外の全員が思っていたと思う。
そいつの声を、聞くまでは。
「……京也、止めるの遅ぇんだよ」
発せられた男の声。
聞き覚えのある、その声の主は……
「北、苑…?」
白に近い金髪のオールバックスタイル。
異様に整ったその顔と雰囲気は、確かに北苑だ。


