「蓮央、蓮央……」
脚が勝手に進む。
少しふらつきながら、蓮央を、彼だけを見て進む。
蓮央は、少し戸惑いながらも……大きく手を広げて、微笑んでくれた。
「咲誇」
「っ……蓮央っ!!」
その胸に、迷うことなく抱きつく。
色々な想いが一気に涙となって溢れ出た。
「ふっ……ぅ…蓮央!!」
「咲誇…」
回される腕。
感じる体温。
あぁ、蓮央だ。
紛れもなく、これは蓮央だ……
「…ごめんな……馬鹿すぎるよな、俺……」
「ホントだよっ……バカ蓮央!!」
「ごめん……愛してるから」
「私だって大好きなのにぃっ!!」
「知ってる……」
きつくきつく抱きしめられ、また涙が出てくる。
あぁ、なんで私は、こんなにも好きになっちゃったんだろう。
あなたから、離れられないよ……


