「……うん…」



京也を見上げ、頷いた。


私は…………こっちの道を選ぶ。



「ありがとう、咲誇」



京也は少しだけ笑うと、私の額にキスをした。



「今はこれで我慢しとく。おやすみ」


「なっ……!!」



私を無視し、いたずらっぽく笑って、彼はベッドルームから出ていった。