「誰……?」
背後から、涙交じりの声が聞こえた。
振り返ると……咲誇が俺の方を見ていた。
やっべぇ……。
謝るべきだよな、うん。
逃げ出したくなる衝動を抑え、咲誇に向き直った。
「咲誇、ごめ……」
謝ろうと口を開いたとき。
「……蓮央?」
的はずれな言葉に、拍子抜けしてしまった。
蓮央?
何でここでそいつの名前がでてくる?
きょとんと咲誇を見ていると、ベッドから下りた彼女が俺に近づいてきた。
「蓮央…!!」
「は……おい、ちょっ!?」
急に抱きつかれ、戸惑ってしまう。
何がどうなってるんだ?
意味分からねぇ……


