「……よし、決めた!」
やっとメニューが決まったのか、冷蔵庫を開けて材料を探し出す咲誇。
何やらいろいろ取り出している。
…………が。
「っう~!!」
どうやら、冷蔵庫の一番上にある味噌が取れないらしい。
一生懸命背伸びをして手を伸ばしているけれど、全く届きそうにない。
「ちょっ、と!!」
ピョンピョンと跳ねながら、頑張っている。
「ねぇ、お願いだから!取らせてよ~!」
しまいには話しかけ始める始末。
……くそ、可愛すぎるだろ。
緩む頬を隠しながら、咲誇の後ろに立ってその味噌に手を伸ばす。
あーこりゃ、確かに上に置きすぎたかもな。
コイツの背では取れないだろう。
次から少し下に置いてやろうと思いながら、咲誇に味噌を手渡す。
「ほらよ」
「京也…ありがとう!」
作った笑いで、俺に笑いかける咲誇。
寂しそうに笑いやがって。
んな顔されたら、ほっとけねぇっつの。


