「ん……」
目を覚ますと、朝だった。
頭がガンガンする。
見渡すと、そこは見慣れた部屋のベッドルーム。
蓮央と住んでいた……あの部屋?
今までのは、全部……夢?
そう思った。
──ガチャッ……
ドアを開ける音。
蓮央?
そう思って振り返ると。
「……咲誇、起きたか」
私を呼ぶ声の主は…蓮央じゃない。
金色に輝く髪と、緑色の目。
「京也……」
夢から覚めた気分になる。
そうだ、私…蓮央と……別れたんだ…………
現実だと受け入れた瞬間、心がズシリと重たくなった。
「咲誇?大丈夫か…?」
心配そうに私の顔をのぞき込んでくる京也。
泣きそうなのがバレないように、京也に笑顔を向けた。
「大丈夫、だよ!ありがとう京也」
「あぁ…。飯にするか?」
「うん、すぐ行くね」
「おぅ」
京也が出ていったのを確認し、ふぅ、と息をつく。
私、上手く笑えてたかな。


