それを落ち着けるように、外に出て深呼吸した。


空を見上げると満天の星空がある。


あぁ、そうだ……


今日は七夕か…………



なぁ、織姫と彦星。


お前ら、辛くないのか?


好きで好きでたまらないはずなのに、1年に1度しか会えなくて。


泣きたくなって、死にたくなるような時もあるだろ?


教えてくれ。


俺はどうすればいい?


咲誇を失った今……光が見えないんだ。





その光を求めるように・・・


俺は、宙に輝く星に手を伸ばした。