「蓮央くん、シャワーありがと〜♪」
沙奈が首にバスタオルを巻いて歩いてきた。
しかし、彼女が着ている服を見て方まゆを上げた。
「お前…その服……」
「あ、これ?なんか置いてあったから借りちゃった〜!」
「…………」
それは咲誇のものなのに。
出来れば、着ないで欲しかった。
汚した原因は俺だから、何も言えねぇけど……
「蓮央くん何見てるの〜?」
俺の隣にストンと座る沙奈。
ふわりと、シャンプーの香りが漂う。
それは咲誇と同じ匂いで……胸が苦しくなった。
「蓮央くん?どうしたの?」
「何でも、ねぇよ……」
顔をのぞき込んでこようとする沙奈から逃げるように立ち上がると、後ろから抱きつかれた。


