【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー




「わ、広い……」



蓮央の部屋のお風呂よりは少し小さいけれど、それでも十分な広さ。


湯船に浸かって、目を閉じる。


頭に浮かぶのは……やっぱり、蓮央のことばかり。


切れた頬を触ると、チクリと痛んだ。



『さっさと行けよ!!』



蓮央の冷たい表情が蘇る。



『そいつが好きなのか?』



違うよ、蓮央……


私にはあなたしかいないのに…………



「蓮央…会いたい……」



会って、抱きついて、ごめんって言いたい。


私は、ちゃんと蓮央が好きって言いたい。


蓮央の温かい手が、眼差しが、私を呼ぶあの声が……全てが愛おしいの。


でも、今会ってもきっと言い合いになってしまう。


だから、もう少ししてから……


お互い落ち着いてから、ちゃんと話そう。


それまで、私はあなたとは……会えない。