「咲誇、こっち来いよー!」


「近寄るなこの変態最低男!!」


「蓮央く~ん、遊びに行こっ?」


「お前なんかのために使う時間はねぇ!」



あれから一週間。


毎日のようにやってくる京也&沙奈に、私と蓮央は追いかけ回されている。



「もういい加減にしてよ……」


「咲誇を手に入れるまでずっと来てやる」



なんなのコイツぅぅ!!


奈緒に追いかけられていた諒真さんって、こんな気持ちだったのかな……。



「圭太、コイツらどうにかしてくれよ……」



蓮央がげんなりしながら圭太に助けを求める。



「お前らいい加減にしろって」



圭太が蓮央を庇うように立ちはだかる。