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授業始まるから、と。
あんまり気にしなくていいよ、と。
そう先輩に言われて教室に戻ってきたわたしは、教室に入ることを拒まれた。
クラスの女の子たちによって。
「あの……なんなんですか」
明らかにわたしを入れないためにドアの前に立っている。
数人なんてかわいいものじゃなくて、恐らくわたしを除いたクラス全員の14人。
その分の冷たい視線が突き刺さる。
「佐久間さん。調子乗りすぎじゃない?」
一番前にいたリーダー的な、ロングヘアの子、坂場さんが口を開いた。
……明らかにこれはまずい雰囲気。
くだらなさにため息をつきたくなるのをぐっとこらえて、彼女の目を見つめ返した。

