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そして次の日の午後。



「お待たせしました」



待ち合わせ場所の階段の踊り場でわたしを待つ木林くんを見つけて、そっちに駆け寄る。


彼は優しい笑顔をわたしに向けてくれる。



「ううん、約束の時間より早いじゃん。急いでくれたんでしょ、ありがとね」



そう笑って、わたしの頭を高い位置から一回だけ撫でる。


当然のようにある身長差についどきっとする。



「今日は俺のエスコートでいい?」



いたずらっぽく笑ってくる彼に、同じように笑いながらお願いします、と返事をする。


もう、彼と一緒にいてもいいんだ。