甘々王子にユウワクされて。




* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。



「……っていうことがあったの。
 長々話して悪かったよ」



そう言って話し終えた高槻くん。


すっとわたしに近づいて頬をなでる。


なにかと思ったら、離れた彼の指は濡れていた。


気付かないうちにわたしは泣いていたんだ。



木林くんに好きなひとがいたという事実。


高槻くんに好きなひとがいたという事実。



その好きなひとと言うのが、わたしも何回か聞いたことのある"ゆう"という名前の持ち主。



"ゆう"と呼んで、まっすぐわたしに歩み寄ってきた。


"結羽"というわたしの名前に過剰に反応した。


ポニーテールの女の子を見て"ゆう"に似てると言った。


屋上では楓さんに"ゆう"と似てると言われたわたし。