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「……っていうことがあったの。
長々話して悪かったよ」
そう言って話し終えた高槻くん。
すっとわたしに近づいて頬をなでる。
なにかと思ったら、離れた彼の指は濡れていた。
気付かないうちにわたしは泣いていたんだ。
木林くんに好きなひとがいたという事実。
高槻くんに好きなひとがいたという事実。
その好きなひとと言うのが、わたしも何回か聞いたことのある"ゆう"という名前の持ち主。
"ゆう"と呼んで、まっすぐわたしに歩み寄ってきた。
"結羽"というわたしの名前に過剰に反応した。
ポニーテールの女の子を見て"ゆう"に似てると言った。
屋上では楓さんに"ゆう"と似てると言われたわたし。

