わたしは深呼吸をすると、決意したことを話し始める。 「わたし、吉原さんに伝えたいことがあるの。 でも、今の自分じゃダメなの。 ちゃんと学校に行って、卒業したら言う。 だから、来年の春に会う約束をしてもいいですか」 「今じゃだめなんだね」 「うん」 「わかった。約束する」 「だから、連絡するための、メルアド、下さい」