とうとう、明日私にとって大切な日
この人に会える
私は一番新しい写真を見た
でも、これでお父様と話すのは最後なのかな
最初もこの写真より小さい頃の写真をもらった時に話した
今日、この写真の人に会うからとうとうお父様との話すきっかけがなくなってしまった
でも、いいんだ
私はこの人に愛してもらえる
そう信じてる
コンコン
「お嬢様、そろそろ支度をしてください」
「あ、はーい」
今のは小さい頃からの私のお世話役さん
でも、ここの人たちはあまり私とは話さない
話してくれない
これで、とうとう終わるんだ
「よしっ」
私は気合を入れてお父様が待ってるレストランに行った
ドキドキッ
ずっと、鳴りっぱなしだった
緊張するな〜
写真では見てたといえ、今日初めて見る人だからかな
私はポケットから一枚の写真を取り出した
この写真は、初めてお父様からもらった5歳くらいの写真
その時お父様は微笑みを見してくれた
だから、これは私のお守り
どうか、優しい人で、私を愛してくれますように
ガチャッ
