僕系男子と甘い勝負


「もう、からかわないでよ…っ」


ギュッと、カバンを持つ手が震えた。


「からかってるのはそっちだろ」


そう言った羽黒くんの声は、いつもとちょっと違って…何が違うのかって聞かれたら上手く答えられないけれど


少しだけ、ほんのちょっとだけ違った。


「わ、たしは…本気で羽黒くんの事がっ!」


「好き、…なんでしょ?」


私の言葉の続きをいわれて、何も答えられなくなる