僕系男子と甘い勝負


蚊のなくような声で呟いたそれは、放課後のガランとした教室に寂しく消える


「そんな声で人の名前、呼ばないでくれる?」


だけど……

消えたはずのそれは、一番会いたかった人に拾われて…


「はっ、羽黒くん!」


あわててガタッと、椅子から立ち上がる


「ねぇ、白根さんって分かり易いよね」