僕系男子と甘い勝負


帰りのしたくをしながら、つぶやいた私の声をあーちゃんが拾った。


「なんか同情してきたよ……」


本当だよっ、羽黒くんってばひどすぎる、素直に信じた私が哀れじゃないか。


「あーちゃん…、もうゲームセットなのでしょうか……」


まさかこんなに早く終わりがくるとは…


「そう、みたいだね……」


ドヨーン、と効果音がつきそうな雰囲気で教科書をカバンに詰めていく


「ドンマイ、あんず」




この勝負、だんだんわたしの負けが見えてきました……。