そう声を上げた私に羽黒くんは 「馬鹿なの?調子のらないでくれる?」 いつもみたいな、トゲがある声でそう言う 「…で、ですよね。すみま、」 だけど、そんな私の声は ……羽黒くんの唇によって止められた 驚いてなにも言えない私に、そっと唇を離した羽黒くんは 「そういうのは僕からするんだよ」 そう言って微笑んだ。 『この勝負、白根さんの勝ちみたいです。』