僕系男子と甘い勝負



「羽黒くんの、バカ!気分屋なのもいい加減にしてよね!」


子供みたいに、大きな声でそう言ったとき


「…………、」


ほんのすこしだけ、羽黒くんの後ろ姿が揺れた


「明日もお弁当作ってやるんだから!絶対食べさせるもん!」


泣きそうになるのをグッと堪える


「おい、何叫んでんだ」


「かなた…」


そんな時、かなたがコンビニから出てきた


「丸聞こえだぞ、恥ずかしい。また喧嘩してんの?」


そう言って、距離の出来たわたしたちを交互に見るかなた