今度ははっきりとそう聞こえた
「あー、かなたのこと?今日は、夜ご飯かなたの家で食べてたんだ」
それでね、そう続けようとしたわたしは羽黒くんに遮られる
「そう、仲良いんだね」
「まあ幼馴染だしね」
少し不機嫌そうに言った羽黒くんを、不思議に思いながらそう返した
「羽黒くん、お姉さんもう終わったの?」
何も言わず、突っ立っているのがもどかしくなったわたしが、痺れを切らす
「うん。じゃあ」
普段から口数が多い方ではないけれど、今はなぜかいちだんとクールな羽黒くん
「あ、あの…。今日ありがとうね」
お昼休みのことをふと思い出したわたしは、恥ずかしげに羽黒くんにそう伝えた

