僕系男子と甘い勝負



「…白根さん、うるさ」


わたしとしたことが、声で気づかないなんて!


そう慌てるわたしとは対照的に、一瞬だけ戸惑う顔を浮かべると、いつもの羽黒くんに戻る。


「え、え、どうして!なんで!」


なんで羽黒くんが、わたしの家の近くのコンビニに?


羽黒くんとは、そんなに家は遠くないけれど、真逆方向だから


「姉ちゃんが、バイトしてんだ。向かいのレストランで」


そう言って羽黒くんは、道路向こうのレストランを指差す


「へえ、お姉さんがいたんだぁ。それで、迎えにきてるの?」


羽黒くんのお姉さんなんて、きっとすっごく美人なんだろうなぁ……