よかった、昨日かなたがいてくれて。 こんなの本当はずるいけど、かなたじゃなきゃわたしは羽黒くんの元に行けなかったかもしれない。 また、こうしていつも通り過ごしてくれて 本当に良かった。 「おい、あんず。置いてくぞ〜」 思いふけっているわたしを振り返ると、手を上げてそう言った わたしの、幼馴染。 「もう、待ってよ〜」 わたしの、だいじな人。 「負けたらジュース奢りな!」 わたしの、いちばんのヒーロー。