「ふう……」



「おい、今日来るだろ?」


帰りのホームルームが終わり、放課後昼間の事を思い出して一息ついたわたしに、声をかけてきたのは奏多


「え、なんのはなし?」


かなたの言う意味がわからず首をかしげる


「聞いてねえの?今日ウチで、鍋するって」


「そうなの⁈知らなかった」


もう、なんだよお母さん。教えてくれたらいいのに


「19時くらいに、おばちゃんと来いよ」


そう言ったかなたに、大きく頷くとかなたと一緒に学校を出た