「あの、羽黒くん…。えっと、その、」 今のは……、今のキスは、なんですか? そう聞きたいけれど、喉の奥につっかえてうまく出てこない 「あと2分、チャイムなるよ」 涼しい顔をする羽黒くんは、腕時計をわたしに見せながらそう言った 「いや、チャイムじゃなくて…」 今は授業のことなんてどうだっていいのに! 「僕のこと、本気で好きなら堂々としてろよ」 もじもじするわたしをよそに、それだけ言うと羽黒くんはまた教室へ戻っていってしまった………。 神様、わたしうぬぼれて、いいんですか……?