僕系男子と甘い勝負



「……はっ、羽黒君のバカ!」


その後ろ姿に思わず声を荒げる


「………バカはそっちだろ」


私の声を拾った羽黒くんが階段の踊り場で、ぽっけに手を突っ込んだままそう答える


「……なん…なのっ」


小さく呟いたそれは、羽黒くんに聞こえたのかわからないけど


羽黒くんはまだ私を見上げている