僕系男子と甘い勝負


ちいさく深呼吸をすると、目をぎゅっと瞑って羽黒くんの背中を追い抜かした


「おいまてよ!」


奏多にそう言われて、条件反射で顔を振り向ける


そこには、羽黒くんがいて…、それから後ろから追いかけてくる奏多


……羽黒くん。


一瞬だけ目があった気がしたけれど、羽黒くんは私なんて空気のように視線を外すと、階段をおりていってしまう。