……私を好きな奏多に、羽黒くんの愚痴を言うのは、都合がいいと思うから 「そうか……、あっ!そういえばよ、昨日お袋が間違ってオヤジの財布を洗濯しちまってな?それでもう大喧嘩だよ!」 あはは、とわかりやすく手を叩いてわらう奏多 「あん時の怒ったオヤジの顔と言ったら、………ププッ、あーわりいわりい思い出しただけで笑える」 きっと、私を笑わせようって、元気付ようって、不器用な優しさをくれる奏多に ぎゅっと胸が締め付けられる