熱い油がはねてくる、唐揚げも…
お肉ばっかりになっちゃったねって、手伝ってくれたお母さんと笑ったこのお弁当は
大好きな人に食べられることなく、地面にぶちまけられた。
「羽黒くんなんて…大っ嫌い!もう勝負なんてどうだっていい!」
羽黒くんにはきっと今迄も、そしてきっとこれからも、ずっと私の気持ちなんてわからないんだ
「僕が言ったこともわからない白根さんなんて、こっちから願い下げだよ」
周りの視線なんて私たちの目には入っていなくて、
ただ私の目の前には凄く怒った羽黒くんがいて
羽黒くんの目にはきっと、涙でぐちゃぐちゃの私が居る

