「人の気持ちなんて変わるんだよ。もしかしたらお前だって、あのマグロ病が治るかもしんねぇ。そのチャンスを待ってんだ」
………奏多に言われたとおりかもしれない
昔どんな風にお母さんがアレンジしても食べれなかったトマトも
小学校の頃、あんなに毎日一緒だった友達も
今じゃ、気持ちはひっくり返っていて
「……でも…」
「あ、俺の前では‘‘でも’’とか‘‘だけど’’ってやめて?全部羽黒に繋がりそうで怖えから」
そう言って、ふわっと笑った奏多を見つめる
…なんで、私の言うことがわかるのよ
……でも、私はいまが羽黒くんが好きで、もし仮に気持ちが変わるとしても今は羽黒くんで精一杯なんだ

