「……奏多、ごめ」 ごめんなさい、そう言おうとした私の声は奏多の手のひらによって止められる 「返事は分かってる。けど言うな、俺は諦めたりしねぇから」 そう言った奏多は、私の口に当てた手をそっと離しながら言葉をつなげた 「何年傍で見てたと思ってんだよ、簡単にはいわかりましたって言えるかよ」 「……奏多」 「お前がそんな顔すんなっつーの」