僕系男子と甘い勝負


「…ったくよ、気に入らなかったなら言ってくれればいいのに」


頭をボリボリかきながら、不服そうに足元をみる奏多


「いや、本当に違うんだって!あげたんじゃなくて…」


「じゃあなんであいつが持ってるんだよ」


奏多がそう言って顔をあげた瞬間


「うわっ!」


私は何故か前のめりになる


「人のネクタイつけてなにしてんの」


…そう言って、私がつけたネクタイを引っ張っているのは


「ま、まぐろ野郎!」


……私が探していた、羽黒くん。