「でもさ…、」 そうつぶやきながら、またその手を私の前髪へ動かせる 「本当に僕を好きなら、僕だけを見ろよ」 パチンっ 羽黒くんの声と同時におでこのあたりでなにか金属が当たるような音がした 「変だって言ったよね、こんなのつけてる白根さんのことは嫌い」 私の前髪についていた筈の、バナナピンを目の前で揺らしながらそういった