「教科書、24P開いて〜」
私が羽黒くんを振り向かせる方法を考えている間に
いつの間にか授業は進んでいて
「えーっと、じゃあこのページを…白根。読んでくれ」
羽黒くん……、どうやったら私をすきになってくれるんだろうか。
「おい、白根」
これから毎日自転車で羽黒くんを迎えにいく、とか?
「聞いてるのか?」
それで、自転車の荷台に羽黒くんをのせて、学校まで送ったりしたら……
「……おい!先生の授業はそんなにつまらんか!」
羽黒くんも、私の事いい奴だなぁって思ったりしちゃうんじゃない?!
私ってば、天才かもしれない!!
そうと決まれば作戦実行だ、明日からは毎日1時間早く起きて自転車で登校しよう!
「…………白根ーーーっ!」

