「星太郎おじちゃんは?」
「まだ来ていないわよ。
パパはもう帰って来ているけど」
あたしは頷いて、靴を脱ぐ。
セイくんも「お邪魔します」と挨拶をして靴を脱いだ。
その動作でさえも、昨日とは別人のように見えて仕方ない。
あたしの心の中には、疑問と不安が渦巻いていた。
「パパ、ただいま」
「おぅ愛ちゃん、お帰り。…って、桐生くん?」
…同じだ。
パパもママも、セイくんを見て同じ反応してる。
「セイくん見て、驚いてる?
星太郎おじちゃんが来るから?」
あたしは隠し事は出来ない性格。
自覚してる。
…だから、ママがリビングに入ってきた時を見計らって、聞いてみた。
「星太郎おじちゃんとセイくん、他人じゃないよね?
きっとそのこと、パパもママも気がついているんじゃないかな」


