「あと、キミは僕が彼氏だと言ったんですか?」
「言ったよ。
毎日ラブラブしているんだーって」
「僕はキミと1回も仲良くなんてしたことありませんよね?」
「でも喧嘩するほど仲が良いって言うし…」
…喧嘩と言うのでしょうか?
確かに仲良くはしていませんけど。
喧嘩もしていません。
って、そんなことどうでも良いのですよ!
「僕は絶対に行きませんよっ!」
「どうしてそこまでムキになっているの?」
「会いたいなんて思わないからです」
「パパとママもまた来なさいって言ってくれたからさー。
今日の所は、折れよ?ね?」
「簡単に折れるような心を、僕は持ち合わせていません」
「大体おじちゃんに失礼だよー。
折角おにぎり屋さんで買ってきてくれるよう言ってくれたんだよ?」
「おにぎりぐらい、僕じゃなくても食べられるでしょう?」
「でもさー…」
「絶対に僕は行きません。拒否しますっ!」
自分でも馬鹿だと思うほど、僕は必死に拒否を続けました。
だけど僕同様、彼女も必死に僕を連れて行こうと試みます。


