「桐生くん?
何しているの?行こうよ」
「あ…はい。
では、お邪魔します」
彼女に腕を引かれ、僕は足を踏み入れます。
…やっぱり普通じゃないです、この大きさは。
彼女は見た目と違い、結構なお嬢様なのでしょうか?
「あっ!
パパ、帰ってたんだ!」
「愛ちゃん、ただいま」
勧められたテーブルの椅子に座っていると、
彼女が嬉しそうな笑顔を浮かべました。
彼女の話しかけていた相手―――恐らくお父さんは、
彼女と同じような笑顔を浮かべていました。
どうやらお父さん似でもあるようです。
そしてそのお父さんが入って来た時、
僕は思わず叫びそうになりました。
「……ッ!?」
「…おや、見かけない子だね。
愛ちゃんの言っていた、桐生くんかい?」
「そうだよ?パパ!」
「おやおや。
じゃあオレの未来の息子になるわけだな?」


