「ママ、セイくんのお母さんと仲良いの?」
パパも揃った夕ご飯中、あたしは聞いてみた。
するとママは頷いた。
「真夜のことでしょう?
真夜とわたしは幼馴染で、親友だったわよ」
「そうだったんだ!
何で言ってくれなかったの?」
「なんとなく、よ」
…ママってば。
「どんな人だったの?真夜さんって」
「今の星夜くんそっくりよ」
「セイくんに?」
「ええ。
外見も中身も、あの話し方も。
真夜の生き写しみたいだわ」
「あの話し方って…つまり敬語口調ってこと?」
「ええ。
真夜はここら辺ではお金持ちって有名なお家の生まれだったの。
厳しく育てられたみたいで、いつも敬語で誰に対しても接していたわ。
だけど本人はその生活を嫌がっていて、高校生の初めぐらいに実家を飛び出して、独り暮らしをしていたの」
…本当、セイくんそっくり。


