「あたし、セイくんへの誕生日プレ、買ってないよ!?」
「別に構いませんよ。興味ありませんし」
「セイくんの興味とか、この際どーでも良い!
今必要なのは、あたしがセイくんにあげる誕生日プレ!」
「えっ。どうでも良いのですか?」
「どうしよっ!
今から買いに行くと、セイくんとラブラブする時間なくなるから…。
セイくん、お台所借ります!」
「は…はぁ、どうぞ。
汚さないでくださいね?」
ソファーから勢いよく立ち上がったあたしは、台所へ向かう。
さっきは勢い余ってお台所なんて上品に言っちゃったけど。
普段は言わないんだよなぁー。
そんなことを思いながら、同時に何を作れば良いのか考える。
作る料理は決まってる。
セイくんに以前聞いたから、好きな食べ物。
それを作れば良いんだ。
あたしは綺麗で広い台所にはいると、炊飯器を探す。
不器用なあたしだけど、セイくんが好きなアレは作れるから。
一応炊飯器の使い方も、知っているつもり。
炊飯器を見つけたところで、今度はお米を探す。
お米と炊飯器がなくちゃ、アレは作れない。
見るからに器用そうなセイくんのことだ。
ご飯も自分で作っているだろうから、お米もあるはず。


