僕を愛した罪









「ところで宮口、何の用ですか?
あなたが来るなんて、珍しいですね」





お茶を淹れていたセイくんが、お盆にお茶を淹れて持ってくる。

湯気が立つお茶は、美味しそうな緑茶だ。





「実はですね。
星夜さんに、お渡ししたいものがあるのです」


「渡したいもの?」


「ええ。…こちらを」





スッと宮口さんが取り出したのは、細長い箱と、商品券などがはいっていそうな薄っぺらい紙。

セイくんは不思議そうな顔をしながらも受け取り、最初に細長い箱を開けた。

隣にいたあたしも覗きこむと、箱の中には高級そうな万年筆がはいっていた。

何も言わないで箱を閉じたセイくんは、今度は薄っぺらい紙を開く。

こちらも覗かせてもらうと、近くのスーパーで使える、本当に商品券がはいっていた。

それも何も言わないで閉じ、セイくんは宮口さんを見た。






「これは…どういう意味ですか?」


「だって星夜さん、今日誕生日でしょう?
ささやかな、誕生日プレゼントでございます」





宮口さんの言葉に、あたしは固まった。







たん、じょう、び?